できない理由を並べて何が悪い

2016年4月10日仕事観

私が新入社員として入社した時になんか偉い人が言ってました。「できない理由を100個並べている暇があったらできる方法を考えろ」って。当時はふーんと思っていましたがよくよく考えると会社に都合の良い言葉ですねコレ。

苦労してできるようになって得するのは誰か

「できる方法を考えろ」と言うのは大体会社側の人間でしょう。管理職様でしょう。そりゃぁそうです。会社は事業の拡大、売上の拡大、利益の拡大を常に考えます。雇われ管理職とてそれがミッションですからね。

できそうに無かった事ができるようになる、できるけどお金がかかった事が安くできるようになる、他社より早く、速く、安く、高品質に。それがビジネスにおける強みですから、そう考えるのはごく自然な話で、会社はそれでお金を稼ごうとするわけです。

また、部下にはなんとかしろと言っている裏で客にはできると不確かなまま言っている場合もありえる。そういうのは舐めた会社ですね。でも部下を煽ってうまく行けば会社は得するわけですから賭けに出ることもあるのでしょう。

一方で体を張って知恵を絞って不可能を可能にする現場の従業員は果たして得をするのであろうか。それは会社の評価制度や管理職・経営陣の人間性によりますよね。必死こいてもあんまり報われない、もしかするとサービス残業しまくりで心と身体が疲弊するだけなんてこともあるかもしれない。

そもそも労働力を提供する契約で雇われているわけですから、できないことはできませんし、できることだけやるのが普通ですよ。雇用契約を結ぶときに成長を約束した覚えはありません。さりとて会社はガンガン要求してくるわけですな。

会社ってコエー(; ・`д・´)

やっぱりできなかった時どうなるか

しくじった時に損するのは誰か。まず体を張って知恵を絞った現場の従業員は失敗したわけですから評価も貰えず、失敗という結論が出るギリギリまで頑張ったでしょうから心も体も疲弊しているわけですよね。骨折り損のくたびれ儲けって奴です。場合によっては上司に怒られたりもするでしょう。

会社側もやろうとしたビジネスができなかった、余計に時間がかかった、品質が悪かった、など仕事の内容によって「できなかった」の状態は色々でしょうけれど、それなりの損失を計上することになるのでしょう。

当然ですが誰も幸せにならない。

本来できない理由を並べるのは会社側の仕事

そもそもやろうとしているビジネスができることかできないことかを判断するのは会社側の人間、即ち管理職の仕事です。雇用している労働者の人数やスキルを元に実現、あるいは対応できるか否かを判断し、やるかやらないかを判断する。

やると判断した以上は会社側の責任ですし、失敗したら会社側で全ての責任を取る、というのが建て付けですよね。基本的な会社と一般社員の役割の話です。

できるかどうかは分からないがやると決めてしまったのでどうにかできる方法を考えてくれ、と会社が言ってきたとするとそれはナンセンスな話。本来一般社員は現有しているスキルを持って労働力を提供する契約で存在しているわけですから、できないことをできるようにするもんじゃないですよね。

てなわけでやっぱりできませんでした、を回避する責任は100%会社側にあるわけです。始めちゃったんだからしょうがないじゃんは会社側の勝手な理屈。

失敗して会社が潰れても働いた分の給料だけはキッチリ払ってくださいね( ゚д゚)

ってことになるわけですよ。できない理由を並べるのは会社側の仕事であって、できなかった時の非を一般社員が問われるべきではない。

おわりに

事業がうまく行って会社が成長しないと雇われてる君たちの給料も出ないんだよ?だから頑張ろうよ?なんて理屈はちょっと違うな、と常日頃思っています。

労働市場の状況を鑑みると全ての人にまっとうな仕事が潤沢に回る状況では決して無いとはいえ、基本的に一般社員は会社のためではなく自分の賃金のために働くのであって、その会社のビジネスがうまくいかないのであれば次を探せばいいだけ、というのが自然だと思います。

会社側の人間っていうのは起業して経営を始めた人間であっても、大企業で出世して管理職、役員になった人間であっても、基本的に好き好んで”会社のために”働くことを選んだわけですから、会社の都合で従業員を意のままにできると思ってはいけないですよね。

あと事業が失敗しようが何しようが給料は払え( ゚д゚)

まとめると人を雇うことを軽く考えないで欲しいってことですね。

それではまた!