フィンランドでベーシックインカムが導入されるそうですが、どの国も最終的には導入せざるを得ないと思う

2016年4月10日時事

国民全員に1ヶ月800ユーロ(約11万円)を非課税で支給する方向だそうです。その代わりに全ての社会福祉支給が停止されるとのこと。個人的にはいずれどの国でも導入する日が来ると思っている制度なので、是非モデルケースとして成功させて欲しいですね。

(2015/12/09:追記)

フィンランドでもベーシックインカムの導入を決定したわけではなく、導入のための調査を開始する、という段階だそうです。いずれにせよ最も進んでいる国であることに変わりは無いので導入、そして成功へ向けて頑張って欲しいですね。

最終的には導入せざるを得ない制度

そもそも機械化、IT化の影響で全ての人が労働によって生活資金を得るというのは早晩限界を迎えると思います。人がやるべき仕事はどんどん特殊性、専門性を増し、複雑で高難度なものになっていくわけですが、人間全てがそれに合わせて賢くなっていくわけでは有りませんからね。

自己責任でどうにかなる時代はすぐに終わりを迎えると思います。従って、いずれベーシックインカムやそれに近しい制度を導入しないことには生きていけない人がたくさん出てくるわけです。

健康状態に問題がなかろうが、就労の意志があろうがやる仕事が無いのに働けるわけがない。そうなれば最低限の所得は国が保証する以外に有りません。

メリット・デメリットを議論しながら最適な制度のチューニングは行われていくものだと思いますが、まずはいずれ導入される制度であると認識すべきだと思います。

素人目にもメリットが色々見える

専門家でもなんでもないので詳しいことは語れませんが、シンプルに良いことたくさんありそうですけどね。フィンランドのモデルについても毎月11万円の支給、社会福祉支給の全停止、ということしか耳にしていませんが、それでも素人目に分かるメリットがたくさん有ると思います。

最高のセーフティネットになる

これは言うまでも有りませんよね。全国民に支給されるわけですから、失業などで収入が無くなってもある程度の生活を担保できる。質素な暮らしで構わなければ働かずにほそぼそと食いつなぐことも出来るでしょう。

社会福祉システムが効率化される

ベーシックインカムの支給だけしていれば良いわけですから、厚生年金や健康保険の徴収や支給に掛かる事務手続きも全て不要、生活保護に関する審査手続きや、ハローワークでの就業支援も不要、その他社会福祉関係に関するものが全て不要になります。

もちろんそこで働いていた人は職を失いますが、ベーシックインカムがあるから大丈夫!なわけですよね。無駄なものは無いほうが良いに決まっています。

昨今の労働問題が解決する

ブラック企業の問題を筆頭にワーク・ライフ・バランスの問題や、女性の社会進出なんて言う話も一気に解決するでしょう。

働くかどうか、から選べるわけですから、理不尽な長時間労働や精神的なプレッシャーと戦って体を壊すような働き方をする必要は有りませんし、男性も女性も好きなときに休みを取れるでしょうし、本人に実力があれば復帰もしやすいはず。

逆にベーシックインカム導入後に残っている職業なんていうのは社会の維持に必要なものか、あるいは特別に需要が有る特殊で専門的な職業のどちらかでしょう。そこに男性か女性かと言うのはそもそも無関係な気もしますけどね。

無駄な仕事がなくなり、意味のある仕事だけが残る

ここは本当に私見ですが、社会保障制度関係の無駄だけでなく、解雇規制や最低賃金なども撤廃される(しないと企業が成り立たない)と思われる(私が思ってるだけです)ので、今の企業のように無駄な仕事を作って社員を囲っておく、と言ったことも不要になると考えています。

更にブラック企業的なことをしなければ維持出来ない企業は即ち存在意義が薄いということですから、価値のあるアウトプットを出している企業だけが生き残る世の中になると思います。働く人に関してもパフォーマンスを出せる人程給料が高くなり、イマイチな人はそれなりということで真の意味で成果主義が実現すると思います。

また、警察・消防などの公務員を始めとした社会制度を維持するために必要な職務は重要度を増すはずなので今よりも高給になるでしょう。給料が安くて悲惨だと言われている介護業界も改善されると思います。

「働く」という行為そのものの難易度は上がるので、

働いてるってカッコイイ(*ノェノ)キャー

なんていう時代がくると思いますよ。本来の意味で労働が尊いと呼べる時代がやって来るかもしれません。働かなくてもお腹が満たされるとしてもモテたいというだけで人間恐ろしく努力するものですからね。みんな頑張って働きますよ、きっと。

世の中面白くなる

セーフティネットが有るということは様々なことにチャレンジ出来るということですから、チャレンジすることのハードルが低くなりますよね。

例えばお笑い芸人がバイトしなくても食っていけるので1日中ネタを考えたり練習出来たりしてものすごい面白くなってみたりとか、それこそ今までにない発想のビジネスだってエンターテイメントだって湧き出てくると思うんですよね。

未来感たっぷりです。

そりゃ制度設計は難しいでしょうけどね

急激な制度移行をしようとすれば反発する人も多いでしょうし、安定して社会を回すところまで持っていくのはものすごく大変ですし難しいことなんでしょう。それでも冒頭に記載の通りいずれ導入しなければならない制度だとは十分思えるものなので、フィンランドではうまく言って欲しいと願うばかりです。

うまく行かなかったら世界中ジリ貧ですよきっと。

是非頑張っていただきたい。

おわりに

素人だって社会の仕組みを語ったって良いじゃない!ということで私見を述べてみました。こういうことが書けるのもブログの良いところだと思います。なかなかこういう話をする機会は有りませんからね。それなりに面白くもあります。

それではまた!


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