厚生年金・健康保険の定時決定と残業の関係

2016年4月10日給料

4月・5月・6月のお給料で等級がきまるから3月・4月・5月の残業は控えておこう。なんて話は巷に溢れているし調べればすぐわかる事実なのですが。じゃぁ実際にほどほどって何を基準にほどほどなの?ってみなさんちゃんと意識してますか?ちゃんと意識しておかないと

その残業、ちょっと待った!

なんてことになってしまいますよ。

損な残業をしないための3ステップ

仕組みの説明は大事じゃないので割愛しますがgoogle先生に質問して見るなり、日本年金機構のHPを見ると詳しく説明されています。大事なのはこの1時間の残業をつけてしまうと等級が上がってしまう!という残業をしない(どうしてもの時はつけない)ことです。

そのための3ステップはコチラ。

  1. ノー残業時の報酬月額を求めよう
  2. ノー残業時の等級を調べよう
  3. 標準報酬月額をどの等級に落とすかを決めよう

漫然と仕事をしているとあんまり意識する必要が無いことですよね。

報酬月額の求め方

ノー残業の状態での報酬月額を計算してみましょう。簡単です。

基本給 + 1ヶ月分の交通費

以上です。

基本給に含まれるのが何か、交通費に含まれるものが何か、と言うのは各種サイトに色々解説されているので割愛します。みなさんもご存知でしょうからね。

報酬月額を確認したら次のステップです。

等級の調べ方

確認した報酬月額を下に資料を参照することで確認することができます。
厚生年金の場合:日本年金機構のHP
健康保険の場合:全国健康保険協会のHP

今何等級かを確認するとともに、後いくらで上の等級に上がってしまうか?を意識して確認しましょう。

今年の等級を決めよう

まずは時間外単価(1時間残業するといくら手当がつくか)や夜勤、休日出勤等がある職場ではその手当の金額を抑えましょう。給与規定を見れば書いてありますよね。

その上で、仕事量の見込みなどからどの等級に収めておくのかを考えましょう。ベストな着地は、4月・5月・6月の報酬の平均から算出される報酬月額が、次の等級に上がるギリギリ手前になることです。

次の等級にギリギリ上がってしまうとどうなるか。計算してみてください。試しに平成27年9月~の保険料自己負担額で見てみると、

22等級(290,000円~310,000円)の場合:

厚生年金保険料:26,742 × 12 = 320,904円
健康保険料:14,955 × 12 = 179,460円
合計:500,364円

23等級(310,000円~330,000円)の場合:

厚生年金保険料:28,524 × 12 = 342,288円
健康保険料:15,952 × 12 = 191,424円
合計:533,712円

その差額なんと33,348円

いくら年間とは言え3万円の違いは大きいはず。時間外単価がいくらかは人によりますのでその都度計算してみなければ損か得か、もしくは大きな差かちいさな差かはわかりませんが、一般的には大きな金額でしょう。もちろん等級が上になればなるほど等級間の差は大きくなっていきますのでご注意ください。

長々と書きましたがもし厚生年金に絶大な信頼をおいていて、将来もらえる年金額が増えるから良いじゃないか、と思われる方は存分に等級を上げていただくのが良いと思います。それも一つの考え方ですもんね。

おわりに

サラリーマンに取って一番大切なのは、会社の業績を上げる事でも自分のスキルアップをすることでもありません。

給料を貰うことです。

日頃仕事をする上で何に対してプロ意識を持つべきか?と考えたら給料を貰うことに対して再優先で持つべきでしょう。

それではまた!